放置していたバトン

鴻上宅からバトンを渡されましたー！
答えるというか……とにかく受け取ってみます。
もういつ回ってきたのか忘れたくらい……
だいぶ時間がたってしまってごめんなさい；

「次の文に続く詩を書いてください＾＾」

というバトンです。以下は続きを。

「次の文に続く詩を書いてください＾＾」

※血まみれの薔薇は
　それでもなお気高く散る
　美しい緋

※震える体は
　壊れそうで愛おしく

※壊してくれ
　この甘美な時間を
　私が堕落してしまうその前に

※貴方が奏でた旋律は
　溶けるように私の中にある
　やがて痛みとなって駆け巡り
　私を壊すだろう

※降り続く雨の中
　私は窓越しに見ている
　消えゆく喧騒
　霞む世界

※届かない想いは
　強くなるばかり
　嗚呼……もしも届いたならば……

※貴方の
　わずかに触れた指先に
　熱を感じている

※血まみれの手
　この手を取って
　貴女は泣いてくれる
　血のかよわない私のために
　貴方は泣いてくれる

※夢の中
　そこにしかない幸せを
　すがるように求めている
　泡と消えるこの夢が
　永劫の幸福であるかのように

※終わらない夢
　目覚めたと思えばまた夢で
　円環を廻る
　己の生と知らず

※生きる
　ただ惰性で生きている
　死んだほうがましだと言われても
　私は生きる
　そう
　私は生きたいのだ

※無くした
　そう思っていたのは私だけ
　本当は何も失ってなどいなかったのに
　失うことを恐れすぎて
　結局は何一つこの手に生み出さない

※叫んでも
　誰も答えない
　声無き私の叫びは
　届かないまま
　叫び続けている

次に回す人は
翠様、トノ（戸野西佳）
お忙しそうですが、気が向いたら受け取ってくださいませー